スリッページのないFX取引仲介業者はありませんか?

スリッページのないFX取引仲介業者はありませんか?–前編
 
justin7さんからの投稿です。
 
「世間で大きなニュースがあるたびに大きなスリッページが起こり、トレーダーはそのたびに痛手をこうむります。これはFX取引をするうえでの大きなストレスです。「スリッページのないFX取引仲介業者」はありませんか?
 
そうした仲介業者、確かにあるはずなんですが、なかなか情報が手に入りません。利用しているトレーダーが、自分の利益を守るために新しいトレーダーが参入するのを嫌ってが教えたがらないんからじゃないかと思っています」
 
 
以下は、この質問に対して寄せられたコメントです。2回に分けてお届けします。
 
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■ スリッページのないFX取引仲介行者=不正仲介業者、ですね。
 
 
■   実際のマーケットではスリッページは避けられません。なにか細工でもすれば、どんな不可能でも可能になるのでしょうが……。
 
 
■ すでに他の方が書いているように、正規のFX取引仲介業者で取引をすればスリッページは避けられません。でも、巨額の取引をするのでない限り、あまり心配する必要はないと思います。
一般的にいって、FX為替相場に影響を与えるようなニュースが旬のときというのは、スプレッドの幅が広くなり流動性も下がるのでトレードによい時期ではありませんし。
 
大事なのは、そういうときに「なぜ、どう為替相場が動くか」について考え、頭を働かせることです。
 
 
■ 「当社にスリッページはありません」とうたう仲介取引業者はありません。現実にスリッページがないなんてことはありえません。仮想取引やマーケットメーカーなら別ですが、それらと現実の仲介会社を介した取引を混同しないように。
 
スリッページの被害を少しでも小さくするためのテクニックとして個人的におすすめするのは「STP注文方式」「ECNでの取引」「 DMAの手法」を使うことです。あと、マーケットメーカーは利用しないように。
 
 
■ 現実として「当社はスリッページがありません」というFX取引仲介業者は、馬券売り場にいそうな輩みたいな不正業者だけです。FXトレードがどう動くか考えれば(スリッページが避けられないのは)明白でしょう。
 
 
■ 「スリッページがないFX仲介業者」?ありえません。
 特別ニュースの期間「ストップロスや利益確定のタイミングでトレーダーの取引を確定する」ことを請け負うFX取引仲介業者がいると思います?
 
正規のFX取引仲介業者を探した方がいいですよ。FxProか HotForexあたりがいいのではないでしょうか。
 
 
■ (上の書き込みに対して)正規のFX取引仲介業者だってスリッページは起こるんだから、そういう選択方法は意味ないんじゃないですか?規制がどうやってトレーダーのスリッページを救済してくれるっていうんですか?規制機関の監督責任は「FX取引仲介業者が正確にお金のやり取りをして適切に会社を運営しているかを監視すること」で「トレーダーの注文とその結果について」ではないでしょう。
 
 
■  2011年8月に、NFA(全米先物協会)は  FXCMのスリッページ違法行為(非対称スリッページ=顧客に不利なスリッページを故意に発生させていた)に、$2million (約2億円)の罰金を課しています。規制機関はそういうことも行っています。
 
 
■ FXCMのニュースはショックでしたね。私も1日分の利益を棒に振りました……。
 
 
■ (上の書き込みに対して)NFAの件は特別です。他の行政機関は、トレーダーのためには何もしてくれませんよ。たとえばMiFID(EU内の証券業者や金融機関などの投資サービス会社を網羅的に規制し、投資家保護の仕組みも整える法律)は、トレーダー側のFX取引で発生した問題に関与するような動きは絶対にしません。
 
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後半に続きます。
 
スリッページのないFX取引仲介業者はありませんか?–後編
 
justin7さんからの質問への、コメントの後半です。
 
「世間で大きなニュースがあるたびに大きなスリッページが起こり、トレーダーはそのたびに痛手をこうむります。これはFX取引をするうえでの大きなストレスです。「スリッページのないFX取引仲介業者」はありませんか?
 
そうした仲介業者、確かにあるはずなんですが、なかなか情報が手に入りません。利用しているトレーダーが、自分の利益を守るために新しいトレーダーが参入するのを嫌ってが教えたがらないんからじゃないか?と思っています」
 
 
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■ スリッページはFX取引の流れのうち2か所、「入口」と「出口」で起こるんですよ。
 
まず入口として、スリッページは避けられます。でもこれは「固定価格でFX取引をしていれば」という話です。
 
固定価格で取引をしていれば、たとえスリッページが起こっても、そのあおりを受けることはありません。このテクニックは、ビッグニュースなどの影響で相場の変動が激しい(スリッページが起こりやすい)ときはもとより、なんでもない通常の日でも、相場に波がある時間帯などに適用できます。
 
そして出口。ストップ注文(逆指値)や成行注文など、あらかじめ許容範囲を設定するような取引をする場合、現実のFX取引相場でスリッページのリスクは避けられません。FX取引仲介業者は、スリッページに対する保険として「固定価格でのストップ値設定」オプションを推奨してきますが、その保険料は「 スプレッド幅が広くなる」か「保証金の上納」です。
 
でもそれを設定しても、結果としてトレーダーは別のリスクを負うことになります。この場合課せられるスプレッド幅は、通常3pipsかそれ以上です。これは将来にわたって、貨幣相場との価格差として反映され、取引の足枷となります。
 
現実の相場はトレーダーのの最初の売買注文で確定するわけではなく、それに対する、他のトレーダーからの注文で動いたり止まったりするわけです。
 
FX取引仲介業者はそれを忠実に反映するだけで、トレーダーがより大きなスリッページをより頻繁にこうむるようなタイミングで確定しているわけではないでしょう。
 
そして「誰かが自分の希望するストップ値で取引をしてくれる」という保証はどこにもない、ということです。
 
話を戻しますが、実際の価格がトレーダーの設定したストップ値を超えたとき、スリッページが起こります。これはどうしたって避けられません。そして相場の変動が激しいときほど実際の価格とトレーダーのストップ値との差は大きくなり、スリッページも大きくなるというわけです。
 
 
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justin7さんは、投稿者からの率直で中立的、かつ理にかなったコメントに学んだところが大きいようですが、みなさんはいかがでしょうか。
 
スリッページのイメージは
ちなみに、スリッページに関するNFAの行政指導については、「フォレックス・マグネイト日本版」にこんな記事がありました。参考にしてみてください。
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参考記事:
 
「米金融当局、FXDD社にスリッページ賠償金命令」 2013年9月24日
「FCM(米先物取次ぎ業者)として登録されている米FX会社のFXDD( FXDirectDealer)社の延々と長引いていた法的論争に対して、18日NFA(全米先物協会)は、同社に対して110万ドルの罰金および180万ドルの賠償命令を下すという進展を見せた。
 
 さらに、CFTC(米商品先物取引委員会)は、2009年12月10日から2011年6月29日までの期間、FXDD取引システムによるプライシングアドバンテージがあったことに対しその監督義務を違反したこと、そして何千ものリテール顧客に損害を与えたことについて、類似する告訴を追加した……」
 
http://jp.forexmagnates.com/2013/09/24/forex-brokers/13282
 
 
「NFAがスリッページと価格再提示に関する規則を最終決定」 2012年1月27日
「……現在NFAは、不適切なスリッページ実行がないか大半のFX業者を監査し多忙を極めている。
 
この規則は非常に分かりやすく、NFAにとってはめずらしく公平なものである。
もし業者にとって優位なスリッページを許容した場合、同様に顧客に優位なスリッページも許容しなければならない。……」
http://jp.forexmagnates.com/2012/01/27/forex-brokers/2437
 
 
「NFAがFXDD社に対して会員処分を適用 判決を待たずに330万ドルを顧客に支払うよう要請」 2012年12月10日
「NFAが、非対称スリッページ行為に対してFXDDに最初の勧告を行った2012年7月以来、FXDDはNFAと裁判所で争うと決めた最初の業者となった。…… FXDDが、非対称のスリッページ行為を行ったか否かは現時点では不明だが、ポイントは、NFAがその権威に対する挑戦を受け入れないということだ。……」
http://jp.forexmagnates.com/2012/12/10/forex-brokers/6089
 









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